30代女性に効く育毛対策
30代になると、身体の衰え同様、髪質の変化に気づき始める女性が非常に多いです。
忍び寄る老化だけでなく、今までに蓄積してきた『活性酸素』がいよいよ身体に悪影響を及ぼし始めるのです。
また『出産によるホルモンバランスの変化』という、
女性の抜け毛・薄毛の大きな原因となるライフイベントが起こりやすいのがこの時期。
髪の変化に気がついたら、すぐに対策を始めましょう。
30代女性の薄毛・抜け毛の3大原因はこれだ
30代女性の薄毛・抜け毛の3大原因は、
- 出産によるホルモンバランスの変化
- 活性酸素
- 生活習慣の激変
です。
特に出産後に急に薄毛になり、美容院に駆け込んでくる女性が沢山いらっしゃいます。
また、20代の不摂生がたたって抜け毛が増えたり、育児で忙しく自分の食事などをおろそかにした結果、髪が栄養不足になってしまうケースもよく見られます。
出産によるホルモンバランスの変化

最も急激な変化が起きるのが『出産によるホルモンバランスの変化』です。
出産後に大量の抜け毛が発生し、青ざめる女性が非常に多いです。
- これは女性ホルモンの『卵胞ホルモン(エストロゲン)』が大きく関わっています。
エストロゲンは女性の髪の成長を左右するホルモンで、妊娠すると増え、出産後に元に戻ります。この過程で抜け毛が多く発生するのです。
これ自体は出産に伴うものなので、止めることはできません。
しかし、30代はまだエストロゲンがしっかりと分泌されていますから、出産が原因の抜け毛・薄毛であれば半年~一年で自然と解消するケースが多いと言われています。
活性酸素
活性酸素とは、身体をサビさせ老化を招く恐ろしい物質です。
体内でも発生しますし、喫煙や紫外線などの外部の刺激が原因で作られることもあります。
- 活性酸素が発生すると、人間の身体は2つのステップで取り除こうとします。
まずは『抗酸化酵素』とよばれる酵素による除去。
そこでとりきれなかった分を、髪の毛を作る成分でもある『アミノ酸』によって取り除くのです。
『抗酸化酵素』は20代は豊富にあるのですが、30代を超えると減り始めます。その結果、今までは髪の毛を作るために使っていたアミノ酸まで活性酸素対策に駆り出され、髪の毛が薄くなってしまうのです。
生活習慣の激変
出産後、女性はとにかく一瞬たりとも気が抜けない日々が続きます。
赤ちゃんの世話で食事、睡眠がままならないことも多いことでしょう。
乳幼児の子育ては母親の役割であり喜びでもありますが、髪にとっては過酷な状況です。
特に危険だと言われているのが睡眠不足。健やかな髪を育ててくれる成長ホルモンが睡眠不足によって減少する上、自律神経が乱れ、頭皮の血行まで悪くなってしまいます。
忙しすぎてもできる育毛対策とは?
ここまで見てきたように、30代の女性の薄毛・抜け毛については、
出産や乳幼児の育児といった避けられない要因が絡んでいるものが多くあります。
原因を元から絶つというのはなかなか難しいかもしれません。
その代わり、時が経てば状況が変わったり、自然に解決したりすることもあります。
しかし、ただ待つだけでは不安ですよね?
- すぐにできる30代の薄毛・抜け毛・育毛対策といえば、『ビタミンE』の摂取です。
ビタミンEは活性酸素対策になる他、頭皮の血行を良くする効果があり、忙しくて対策する時間が取れない女性にとっての強い味方。ビタミンEが多く含まれる食材にはナッツやゴマなどがあります。
- 子育てが忙しすぎて自分の食生活に構う暇が無い場合はサプリを使うのもひとつの手です。
- また、シャンプーを育毛シャンプーに変更するのも有効です。
生活習慣を一切変える必要がないので非常に手軽に対策ができます。
シャンプーよりももっと効果を求める方は、「育毛剤」を取り入れてもいいでしょう。
様々なお悩みのタイプに合わせた育毛剤が発売されています。
とにかく30代は忙しく、自分になかなか構っていられないもの。
『いかに日常に抜け毛・薄毛対策を取り込んでいくか?』を考えていきましょう。